「Web Designer Inspire Night VOL.2」というパソナテック社主催のセミナーへ行ってきました。
今回のゲストはtrick7の寺井周平さんです。
普段からブログは拝見していて、いつも勉強させてもらっています!
ドットフェスの時も色々と為になる話を聞けました。
この時はFLASHのテクニカルな面の話がメインでしたが、
今回はアイディアを生み出すための寺井式の情報収集方法や、
それをどうFLASHコンテンツに落とし込んでいくかといった内容でとても興味深いものでした。
寺井さんの作品はブログ経由でいつも拝見していますが、
目的が明確でありつつも、どこかにユーモアを感じさせる作風が好きなのですが、
ただ、僕等は結局アウトプットしか見れていないので、
そこに行き着くまでにどのような試行錯誤があるのかなど、貴重な話を聞くことが出来ました。
以下、印象に残った話をいくつか。
■UIに関して、ユーザに能動的に気づかせる工夫が必要
優れたUIは、操作方法を読まなくてもある程度ユーザが理解でき、
更に実際に触ることで、発見する余地を残しておく。
あえて仕様を詰めないことで、期待を良い方向へ裏切る(ユーザにアラを探させる)。
また、場の空気が良くなるような機能の実装なども効果的。
■実際に人が使っているところを想像する
これは寺井さんが繰り返し仰っていました。
例えとして、ゲーム機を例えに挙げていましたが、
寺井さんの傾向としては、画面の中を作りこんでいくようなPSP的なアプローチというより、
モニタの外側をデザインするWii的なイメージとのこと。
つまり、それを使って楽しんでいる人達の様子などをイメージして制作しているそうです。
■情報のインプット
RSS Readerによる情報収集。
日曜日にFFFFOUND!などでJキーを使ってサクサクとスクロールして
クールな画像を見つけたらtomblooを使ってtumblrへ自動登録。
こういった写真から、ちょっとしたアイディアやインスパイアを得ることが多いそうで、
浮かんだアイディアはマメにメモしているそうです。
今すぐにそれが形になるという訳ではなく、しばらくの間アイディアを寝かすことで、
後に別のアイディアや技術と結びついたりしていくとのこと。
これは自分もマネしてみようと思い、早速tumblrにも登録!
http://littlepad.tumblr.com/
■FLASH制作をライフスタイルに取り込む
興味を持った技術は、どんな砕けた形でも形にすることで、
技術習得したという自信へ結びつく。
90分という短い時間でしたが、全体にテンポよく、
とても良くまとまったプレゼンテーションでした。
なんだか自分のモチベーションもまた上がってきました。